桑島法庫 - db/database feat. 桑島法子 - - 2006/11/22〜「SYU-RA 煉」@前進座劇場
ヘロヘロQ第16回公演「SYU-RA 煉 生キルカ死ヌカ」@前進座劇場

2006年11月22日(水)
2006年11月23日(木)
2006年11月24日(金)
2006年11月25日(土)
2006年11月26日(日)

18:30〜21:30


池澤春菜さんのHP「HA*LUNApark」
http://haluna7.chu.jp/diary/diary-2006.11.html

野島健児さんの日記
ブログ「野島健児Blog-オレノレシピ- 」
http://blog.nojimakenji.com/?day=20061127

豊嶋真千子さんのHP「machiko`s garden cafe」
http://mint.candybox.to/machirinrin/tackynote/tack...

那珂村タカコさんのブログ
http://www.herohero-q.com/blog/nakamura/index.php?...

<ファンサイト>
下総鳩居堂さん
http://www.geocities.jp/shimousakyuukyodoh/event.h...

Pas a Pasさん
http://vanningstar.jugem.cc/?eid=1501

丁帳さん
http://plaza.rakuten.co.jp/hinoto96/diary/20061127...




---------------------------------------------------------------------------- 筆 spooky

本編以外のレポートを少し。

花束が階段にありました。
桑島さん関連の花束は
・イーハトーヴの旅人たち!(茶娘しじみ様ありがとうございました)






・青二プロダクション社長(野島さんと桑島さん宛)





・フロンティアワークス(彩雲国の販売?、小西さんと桑島さん宛)





に続き、「豊嶋真千子」様が!





全体を通じて、一番大きな花束が
「関智一様宛 藤子・F・プロ」でしたね。
ドラエモンパワー。





外のスタンドフラワーコーナー





ガイナックス




マッドハウス




そして茶娘しじみ様







<23日の感想>
前〜中版のネタバレで行きます。
記憶と役者紹介の紙のみなので間違いありかもですが。

<登場人物>

<23日の感想>

観客席(終了後、スタッフに許可とって撮ったもの)






前〜中版のネタバレで行きます。
記憶と役者紹介の紙のみなので間違いありかもですが。

<登場人物>

仕留め屋4人+1
 ・竜次 −関さん −三味線の弦を使う、どうも仕留め屋の仕事に悩みあり(本編で語られる)ツッコミ役
 ・おきぬ−長沢さん−5人のリーダー、竜次とは幼なじみ。亡き父親(雷蔵)を継いだ模様。
 ・又左 −横山さん−怪力バカ?いじられ役。ギャグ担当1
 ・清十郎−小西さん−元・斉藤道場の剣の使い手。女好き。ギャグ担当2・下ネタ担当?
         
 ・おこん−松本さん−仕留め屋のお目付役の娘。態度はでかい。二丁鎌。しかしてその技と実体は…?

時は、西郷隆盛の話があったので、文久か?(1860年近辺の幕末)

仕留め屋関東元締めからの依頼で、100両につられ
小田原藩への中垣範五郎の仕留めを請け負う
おきぬ一行。

100両は、当時1両が1.6万、2.4万、4万説とかがあるが
160万〜400万と言うあたり。

ちなみに2両…って話だと、一人1万円ぐらいだったってことですね。

山の中でぶつくさいいながら
中垣範五郎だったか、辻斬りだかを待ち伏せる一行。
そこに桑島さん演じる「おまり」が山賊2人に追われ
にげてくる。

写真は野島さんのブログ参照。

おきれいでした。
長沢さんとかと比べると全般的に声量は足りないものの、声は通っておりました。
声はくるみ2の神維那己とかまろん、ステララインかな。秀麗とは違うかなぁという印象。

前半はやや早口でした(^ ^;)。

登場時には 逃げわめきながら、なぐる、蹴る、金的などをして「暴力は止めて〜」
というお約束のネタを披露。ツカミはOK。
 実際面白かったのだが、お客さんの反応が凄く良い。女性が多いのか、朗読夜メンツが穏やかなのか…。一瞬で桑島さんが引きこむ。

その後、山賊が本気で…。
桑島さんにさわれていいなぁーとか思いつつ(おい)。

辻斬り林八郎(大塚明夫)さん、にばっさり斬られる山賊。そのまま殺られそうになるおまりを5人が助ける。実は林は、清十郎の兄弟子という因縁を知る。

辻斬りを中垣だと勘違いするが、
実はそのあと来た、おまりの想い人、気の良さげな「先生」がターゲットの中垣だと知り困惑する一行。

 先生役は公演後に知ったが、野島健児さん。
 2日目のお客さん2人の
 「ノジケンかわいいー」の感想に集約。
 確かに可愛かった。当たり役だと思う。

とりあえず先生に誘われ晩飯の厄介に。



---------------------------------------------------------------------------- 笑いと殺陣が交互に挟まれ絶妙。
お客さんが良い反応。

セットが一つで、それが回転することによって
様々な背景を創り出す。
回り舞台ってああ使うのかと感心。
端からは見にくい場所もあったのがやや難でしたが。



---------------------------------------------------------------------------- その後、背景が語られる。

小田原藩藩主の大久保氏(史実です)。
薩長が小田原に進軍しそう。
幕府が釘を差しに来る。

薩長につくと、幕府に暗殺される。
幕府につくと、小田原が戦火に巻き込まれる。

その板挟みにあい、苦悩する藩主は、
賢者「中垣先生」に相談に。

ここで、100両の仕事の黒幕が
幕府だという見当がつき、観客の中で話が
つながる。

中垣氏は、薩摩より来て、分け隔てなく、学問を修め、農学指南役として、小田原に来ている。

「百姓も学問をできなきゃいかんと言われまして」あたりの桑島さんのコメントが、宮沢賢治を彷彿とさせて、なかなかに一興。

(小田原つーと、二宮尊徳がこれよりちょいと前に実在していたので、少しモデルにしてるのかなぁ?)




---------------------------------------------------------------------------- この後は、

中垣先生の元に集まる農民の中に、6年前に死んだはずの竜次の育ての親「平次(政吉?)」を仕留め屋一行が発見。
仕留め役は死ぬまで抜けられない掟なので、死んだことにして、ひっそり過ごしていたらしい。


大恩ある中垣氏とかつての仲間との間で悩む政吉の答えは?


中垣氏を目にして、仕留めに悩む一行(特に竜次)は、仕留め屋という人殺しをどう決断するのか?


幕府と薩摩のどちらにつくかを悩む大久保氏。藩主の決断は?!そして黒幕の正体は?


重いテーマにどう助言するべきかを悩む中垣氏。そして、おまりとの恋の行方は?

などなど。

この時点で、
 危険に会う中垣氏とおまり
  →幕府の内藤氏&林&遊撃隊を「仕留め」
   →祝言をあげて、政吉さんは残る(あるいは死ぬ)ってな感じのハッピーエンドを想定。

 キスシーンとかあったりかもなー、とか思いながら見ていました。それが…。


演技面
 桑島さんはトチリは無し…だったと思う。凄い。
 声量が足りない分、声をはるのでオーバーアクション気味な感がややあり。
 ただ、これは桑島さんの普段のを見まくっているせいで気になっただけかもですが。

 暗めの話になっていくと堪らないほど素敵な演技でした。

 大塚さん、野島さんが出ていることを知ったのは、23日が 終わったあとだったりなのですが(おい)、この2人がそれぞれの役に対して半端なく上手かった。
 大塚さんの狂気っぷり。
 野島さんの気の良いおにーさん役。そしてあのシーン。
  この二人には惚れました。

 へろQのみなさま方ももちろんですが。

 長沢さんはあまりそういう印象は無かったけど(おい)おきれいですわー。せと役の那珂村さんは上手い。平次役の中さんは、ほぼ初見の方かと思えばプリキュアの長老か…。40代だったのか…。表情が見えなくてもオーラで感情が見える方々でした。



おまり(桑島さん)の名言
「おまえのものはおれのもの、おれのものはおれのものっ」

「笑ってる先生が好きです」

「がんばらないのとがんばれないのは違います。」

などなどラブシーンを挟みつつ、
後半戦へ。

真面目で健気な女の子という感じですね。
「本当に良い子」でした。


小西さんにお姫様だっこ
殴りはりとばされる桑島さん
衝撃の真実を知るおまり
天の刻
野島さんの膝枕
ぴくりとも動かなかった…

まぁってことで、クライマックスでは
桑島さんは出ておられないので、
レビューはここまでで(⌒-⌒)。

24日は2度目だったので、
スポットのあたってないときも、桑島さんの
動向には横目で意識する、とか比較的意地悪な
見方もしたのですが、まったく穴がありませんでした。


朗読夜では、構成上“一役だけ”ということはなかなかできないので、一役に深化して喜怒哀楽を表現されるのを見れたのは何よりでした。

大満足。



---------------------------------------------------------------------------- おまけ−23と24日の違い−(見た人しかわからないかも)

細かいこととしては、


「最後の技みせてやる」
「一つめだろ」
みたいな掛け合わせが24日だけだったんでないかな?

あと、
●23日では、
竜次「あいつらには、オレの三味線が通じない。準備が要る」
「そだね」
ってな映像の前振りというか、
 掛け合いがあったのだが、24日では無し。

●長沢さんの秘技の扇子からタオルが飛ぶ技(よくわからん)が23日は成功したが、24日は失敗でした。

●23日に清十郎の剣が折れたのは、アクシデント?演技?

●23日は効果音は完璧、24日はややズレを感じる。
長沢さんの扇子の技で明らかに一回外した。

●23日と、24日では、おこんが、みんなの後を
追いかけるときのセリフがやや違った。

●23日
林(大塚明夫)さんが「オレは四十と六だ」
としれっと流れたのだが、

24日だと「オレは今日で四十と七だ」

「おめでとー(^-^)//""」と観客から声援が飛ぶ。
ちょっと驚きつつ、役のまま声援に応える大塚さんが可愛い(⌒-⌒)。

反応からもしや???と思うと、
大塚 明夫(おおつか あきお、1959年11月24日 )

でした。
なるほど。




一つサプライズなことが。

ぎりぎりまでアンケートを書いて、前進座を出ようとしたら
小さく「桑島さん」と呼ぶ声が耳に。

なにぃ?

と、振り返ってよくみると、
そこには帰宅姿の私服の桑島さん。
小さな茶色のリュック。

「なぜ正面出口?」
「出るの早っ。和服だったのに。」
「明日、アフレコとかだからとか?」
「なんか言うことは…いやいや…」
と、頭が回りつつ
内心思いっきり動揺しながら拝見してました(見てただけ)。

どうもスタッフの人が、桑島さん宛のプレゼントの紙袋を
渡すために呼び止めていたのかな?
呼ばれなかったら気付かないままだったかもです。

外に出ると、さっとマスクを付けてました(さすが)。

帰りは雨(さすが…?)、傘を持ってきていなかったようです。
何台かのタクシーに振られながら、マネージャーとおぼしき人が
なんとかタクシーを止めて帰られて行きました。22時ジャストでした。

いいもの見た…(⌒-⌒)。