最終更新: kuwashima1212 2008年05月12日(月) 01:37:51履歴
2002/08/17、18、19(18日のみ参加) MORIOKAまんが夏祭り2002(本人不在)
筆 ペンネン・ネネム
ある日、さわや書店COMIC☆MOMOで買い物をした際チラシを渡され、8月にこのイベントが開催される事を知り、当然「アテルイ公開記念イベント」がある18日に行く事にしました。
画像
当時の記録はほとんどなく、記憶だけが頼りなので間違いもあるかと思います。
会場のサンビル(岩手県産業会館)は2階の東山堂書店をよく利用していた所です(現在は閉店)。
7階には初めて行きましたが、大きいホールが巨大なマンガ売り場(40万冊)になっていました。他にいくつかある会議室みたいな部屋が、「原画・複製原画展」、「DVD売り場(ゲーマーズの出張店)」などになっており、アテルイイベントもその中のひとつの会議室で行われると案内されていました。
大ホールには壁に漫画家さんや声優さんのサイン色紙が大量に貼られており、探してみるとほーちゃんのサインも高橋直純さんの隣りに貼ってありました。
18日はアテルイイベントの他、大ホールでは金田朋子さんのミニステージ、奥田ひとし先生のサイン会(新・天地無用の最新巻に)もありましたが、全部時間が重なっているため、アテルイイベントを見たら他には参加出来なくなる模様。まだ声優さんを生で見たことがなかったので残念だな〜と思いつつも、ほーちゃんのビデオメッセージを見ないわけにはいかないので仕方ありません。
長編アニメ映画「アテルイ」公開記念イベント(予定)
出崎哲監督トークライブ
桑島法子さんオリジナルビデオ公開&抽選会
漫画家兼イラストレーター 伊藤満先生講演会
午後1時だったか2時頃(?)、アテルイの会場に行ってみると、映画の前売り券(1000円)が入場券の替わりという事だったので購入して中へ。
大ホールには数百人ぐらいは人がいたような気がしますが、アテルイのほうには確か11人ぐらいしか入ってませんでした。
私の斜め前だったか後ろだったかの席に座った女子高校生ぐらいと思われる2人組が、「珊瑚と弥勒様がどうのこうの・・・」という会話をしていたので、犬夜叉好きのほーちゃんファンなんだろうな、と思いました。
主催側の説明で、出崎哲監督は予定より遅れて現在新幹線で盛岡に向かっている途中との話。そのため順序を逆にして、漫画「北の将星アテルイ」の作者である伊藤満先生の講演が先に行われました。
漫画家兼イラストレーター 伊藤満先生講演会
この漫画は同じアテルイを題材にしていても、映画より先に描かれたもので何のつながりもないため全く別の作品ですが、「映画よりこっちのほうが面白いかもしれませんよ(笑)」なんて話もされてたような気がします。
先生は岩手の郷土について、また古来より続き現代でも残る東北差別問題についても話されました。
アテルイの時代もそうですが、近代でも明治維新の後遺症が東北差別を強め、東北出身者は上京すると方言を馬鹿にされる事などに悩み、出身地を隠す傾向も強く、先生もその経験があるという事でした。もうだいぶ改善はされたと思いますが、まだ完全解消には至っていないのだと。
しかし東北にも良いところはたくさんあり、この英雄の物語も東北の誇りを取り戻すきっかけになって欲しいというような話をされていたと思います。
先生の講演は1時間弱ぐらいだったかと思いますが、まだ出崎監督は到着しないという事で、「30分ほど休憩にしますから30分後にもう一度集まってください」、という事になり、私は再び大ホールに行ってみました。
金田朋子さんミニステージ(おまけ)
・・・するとまだステージに金田さんが立っていたのですが、ちょうど最後の告知の所だったようで・・・
金田「ボンバーマンジェッターズにも出ます」
司会「あ、またテレ東です(笑)」
・・・さっきからテレ東の告知が続いていたのでしょうか?まあボンバーマンジェッターズならめんこいテレビが数週遅れで放送しましたが。
私が来てから1分程度で金田さんは引っ込んでしまったので、見たのはこれだけです。等身大のちよ父のぬいぐるみがステージに残ってました。
近くにいた高校生ぐらいの男子2〜3人が、「あの声わざとでしょ?」とか囁きあっていたので、「いやいや、金田さんはあれが地声だから」、と心の中で突っ込んでおきました。
この後、COMIC☆MOMOであずまんがのDVD1巻を予約した人5名(?)限定の握手会もあったようです。
ついでに手塚治虫の「陽だまりの樹」文庫版を全巻買ってからアテルイ会場へ戻りました。
出崎哲監督トークライブ(アニメーター 栫久美子さんも参加)
30分過ぎても更に10〜20分ぐらい待たされた気がしますが、ようやく出崎監督と岩手出身のアニメーター栫久美子さんが現れました。栫さんはアテルイで原画を担当されており、最近だと「のだめ」や「シャナ」の原画にも参加されています。先に来ていたらしく、監督とは別行動だったような話でした。
基本的には出崎監督のトークライブなので、栫さんは主に補足したり相づちを打ったりという形だったと思います。
結構長かったので2時間ぐらいはあったような気がします。大部分は忘れましたが、思い出せる範囲のトークを書いてみます。
「出崎統も監督やってて、俺が弟だと勘違いしてる人もいるんだけど、俺が兄で向こうが弟だから(笑)」
「『うる星やつら完結編』を作った時は、映画の4作目までは押井君とやまざき君がやってて立派な作品にはなってたけど原作から離れたような形だったから、高橋留美子先生に『やっとうる星やつらが私の手に帰ってきたような気がする』、とか言ってもらえた」
富野さんなど一緒に仕事をした事のある同業者の名前も所々で出てましたが、「彼は凄いね」とか基本は褒める話だったと思います。
肝心のアテルイの話がどうだったかほとんど思い出せなくなってしまいましたが、途中でスタッフの方が重要なお知らせを伝えに来ました。
「この後御覧頂く予定でした桑島法子さんのビデオですが、編集NGが見つかってしまい、本日お見せする事は出来なくなってしまいました」
・・・ガーンってところですが・・・
「・・・ですが後日準備が出来次第お見せいたします。今日桑島さんのビデオが見たくていらっしゃった方は・・・(犬夜叉の話をしていた女の子達を含め何人か手を上げる)・・・皆さんの都合の良い日、たとえマン・ツー・マンになっても必ずお見せしますので・・・」
今日は残念でしたが力強いお言葉に一安心。抽選会の賞品は、ほーちゃんのサイン入りアテルイの台本というのもこの時言っていたと思います。
メモ用紙(業務用の注文受付表みたいな)が回され参加者各自の連絡先を記入しつつ(これが同時に抽選用紙も兼ねるとの事)、この流れで出崎監督も「桑島さんについて」の話になりました。
「桑島さんは凄いよね。その高橋留美子さんの犬夜叉でも演技がしっかりしてるね。今回のアテルイでもどこで話を聞きつけたのかずいぶん早くから『出たい』っていう連絡を受けて、じゃあ岩手に縁があって演技も上手い方なのですぐ決定、って事になってね。ただ忙しい方なのでどうしてもスケジュールが合わないから一人だけ別録りって予定だったんだけど、ぎりぎりになってから『なんとかスケジュール合わせました』、ってみんなと一緒にアフレコ出来る事になってね。ああいう上手い人が一緒にいるのといないのでは、現場の雰囲気が全然違うから嬉しかったねえ」
・・・とまあファンとしては喜ばしい話ばかりだったと思います。
栫さんも同意しながら「岩手のアニメ関係者では一番有名人になっちゃいましたね」とか言ってました。
栫さんの個人的なアニメーター話では、「ハム太郎」の原画を描いてるという事で、「あのキャラは簡単そうに見えるけど、引いた視点でちょこまか動き回ってるシーンなんかは、ちゃんと体の模様を描き分けないと誰が誰だか分かんなくなっちゃうから難しいんですよ(笑)」、というのも聴きました。
栫さんは予定があるとかで先に帰られまして、出崎監督は手塚治虫先生との思い出話なども結構長く語っていたように思います。トークが終了したのは夕方5時過ぎぐらいでしたかね。
こうしてその後、ビデオ上映の日を待つ事になりました。
筆 ペンネン・ネネム
ある日、さわや書店COMIC☆MOMOで買い物をした際チラシを渡され、8月にこのイベントが開催される事を知り、当然「アテルイ公開記念イベント」がある18日に行く事にしました。
画像
当時の記録はほとんどなく、記憶だけが頼りなので間違いもあるかと思います。
会場のサンビル(岩手県産業会館)は2階の東山堂書店をよく利用していた所です(現在は閉店)。
7階には初めて行きましたが、大きいホールが巨大なマンガ売り場(40万冊)になっていました。他にいくつかある会議室みたいな部屋が、「原画・複製原画展」、「DVD売り場(ゲーマーズの出張店)」などになっており、アテルイイベントもその中のひとつの会議室で行われると案内されていました。
大ホールには壁に漫画家さんや声優さんのサイン色紙が大量に貼られており、探してみるとほーちゃんのサインも高橋直純さんの隣りに貼ってありました。
18日はアテルイイベントの他、大ホールでは金田朋子さんのミニステージ、奥田ひとし先生のサイン会(新・天地無用の最新巻に)もありましたが、全部時間が重なっているため、アテルイイベントを見たら他には参加出来なくなる模様。まだ声優さんを生で見たことがなかったので残念だな〜と思いつつも、ほーちゃんのビデオメッセージを見ないわけにはいかないので仕方ありません。
長編アニメ映画「アテルイ」公開記念イベント(予定)
出崎哲監督トークライブ
桑島法子さんオリジナルビデオ公開&抽選会
漫画家兼イラストレーター 伊藤満先生講演会
午後1時だったか2時頃(?)、アテルイの会場に行ってみると、映画の前売り券(1000円)が入場券の替わりという事だったので購入して中へ。
大ホールには数百人ぐらいは人がいたような気がしますが、アテルイのほうには確か11人ぐらいしか入ってませんでした。
私の斜め前だったか後ろだったかの席に座った女子高校生ぐらいと思われる2人組が、「珊瑚と弥勒様がどうのこうの・・・」という会話をしていたので、犬夜叉好きのほーちゃんファンなんだろうな、と思いました。
主催側の説明で、出崎哲監督は予定より遅れて現在新幹線で盛岡に向かっている途中との話。そのため順序を逆にして、漫画「北の将星アテルイ」の作者である伊藤満先生の講演が先に行われました。
漫画家兼イラストレーター 伊藤満先生講演会
この漫画は同じアテルイを題材にしていても、映画より先に描かれたもので何のつながりもないため全く別の作品ですが、「映画よりこっちのほうが面白いかもしれませんよ(笑)」なんて話もされてたような気がします。
先生は岩手の郷土について、また古来より続き現代でも残る東北差別問題についても話されました。
アテルイの時代もそうですが、近代でも明治維新の後遺症が東北差別を強め、東北出身者は上京すると方言を馬鹿にされる事などに悩み、出身地を隠す傾向も強く、先生もその経験があるという事でした。もうだいぶ改善はされたと思いますが、まだ完全解消には至っていないのだと。
しかし東北にも良いところはたくさんあり、この英雄の物語も東北の誇りを取り戻すきっかけになって欲しいというような話をされていたと思います。
先生の講演は1時間弱ぐらいだったかと思いますが、まだ出崎監督は到着しないという事で、「30分ほど休憩にしますから30分後にもう一度集まってください」、という事になり、私は再び大ホールに行ってみました。
金田朋子さんミニステージ(おまけ)
・・・するとまだステージに金田さんが立っていたのですが、ちょうど最後の告知の所だったようで・・・
金田「ボンバーマンジェッターズにも出ます」
司会「あ、またテレ東です(笑)」
・・・さっきからテレ東の告知が続いていたのでしょうか?まあボンバーマンジェッターズならめんこいテレビが数週遅れで放送しましたが。
私が来てから1分程度で金田さんは引っ込んでしまったので、見たのはこれだけです。等身大のちよ父のぬいぐるみがステージに残ってました。
近くにいた高校生ぐらいの男子2〜3人が、「あの声わざとでしょ?」とか囁きあっていたので、「いやいや、金田さんはあれが地声だから」、と心の中で突っ込んでおきました。
この後、COMIC☆MOMOであずまんがのDVD1巻を予約した人5名(?)限定の握手会もあったようです。
ついでに手塚治虫の「陽だまりの樹」文庫版を全巻買ってからアテルイ会場へ戻りました。
出崎哲監督トークライブ(アニメーター 栫久美子さんも参加)
30分過ぎても更に10〜20分ぐらい待たされた気がしますが、ようやく出崎監督と岩手出身のアニメーター栫久美子さんが現れました。栫さんはアテルイで原画を担当されており、最近だと「のだめ」や「シャナ」の原画にも参加されています。先に来ていたらしく、監督とは別行動だったような話でした。
基本的には出崎監督のトークライブなので、栫さんは主に補足したり相づちを打ったりという形だったと思います。
結構長かったので2時間ぐらいはあったような気がします。大部分は忘れましたが、思い出せる範囲のトークを書いてみます。
「出崎統も監督やってて、俺が弟だと勘違いしてる人もいるんだけど、俺が兄で向こうが弟だから(笑)」
「『うる星やつら完結編』を作った時は、映画の4作目までは押井君とやまざき君がやってて立派な作品にはなってたけど原作から離れたような形だったから、高橋留美子先生に『やっとうる星やつらが私の手に帰ってきたような気がする』、とか言ってもらえた」
富野さんなど一緒に仕事をした事のある同業者の名前も所々で出てましたが、「彼は凄いね」とか基本は褒める話だったと思います。
肝心のアテルイの話がどうだったかほとんど思い出せなくなってしまいましたが、途中でスタッフの方が重要なお知らせを伝えに来ました。
「この後御覧頂く予定でした桑島法子さんのビデオですが、編集NGが見つかってしまい、本日お見せする事は出来なくなってしまいました」
・・・ガーンってところですが・・・
「・・・ですが後日準備が出来次第お見せいたします。今日桑島さんのビデオが見たくていらっしゃった方は・・・(犬夜叉の話をしていた女の子達を含め何人か手を上げる)・・・皆さんの都合の良い日、たとえマン・ツー・マンになっても必ずお見せしますので・・・」
今日は残念でしたが力強いお言葉に一安心。抽選会の賞品は、ほーちゃんのサイン入りアテルイの台本というのもこの時言っていたと思います。
メモ用紙(業務用の注文受付表みたいな)が回され参加者各自の連絡先を記入しつつ(これが同時に抽選用紙も兼ねるとの事)、この流れで出崎監督も「桑島さんについて」の話になりました。
「桑島さんは凄いよね。その高橋留美子さんの犬夜叉でも演技がしっかりしてるね。今回のアテルイでもどこで話を聞きつけたのかずいぶん早くから『出たい』っていう連絡を受けて、じゃあ岩手に縁があって演技も上手い方なのですぐ決定、って事になってね。ただ忙しい方なのでどうしてもスケジュールが合わないから一人だけ別録りって予定だったんだけど、ぎりぎりになってから『なんとかスケジュール合わせました』、ってみんなと一緒にアフレコ出来る事になってね。ああいう上手い人が一緒にいるのといないのでは、現場の雰囲気が全然違うから嬉しかったねえ」
・・・とまあファンとしては喜ばしい話ばかりだったと思います。
栫さんも同意しながら「岩手のアニメ関係者では一番有名人になっちゃいましたね」とか言ってました。
栫さんの個人的なアニメーター話では、「ハム太郎」の原画を描いてるという事で、「あのキャラは簡単そうに見えるけど、引いた視点でちょこまか動き回ってるシーンなんかは、ちゃんと体の模様を描き分けないと誰が誰だか分かんなくなっちゃうから難しいんですよ(笑)」、というのも聴きました。
栫さんは予定があるとかで先に帰られまして、出崎監督は手塚治虫先生との思い出話なども結構長く語っていたように思います。トークが終了したのは夕方5時過ぎぐらいでしたかね。
こうしてその後、ビデオ上映の日を待つ事になりました。